2006年08月28日

メモリICの実践活用法

メモリICの実践活用法―UV‐EPROM/EEPROM/SRAM/DRAMの構造と使い方」という本を読みました。

本書は、組み込みソフトウェア技術者、それもドライバなどのハードウェアに近い所に関わっている方にお勧めの一冊です。

本書を読むと、

  • SRAMやDRAM、フラッシュメモリなど、各種メモリの基本的な仕組みが分かります。
  • 1バイトのメモリアクセスがどれだけ大変か分かります。
  • メモリICのデータシートが読めるようになります。

内容は、各種メモリの仕様書(データシート)の解説です。
結構古い仕様のメモリなのでデータそのものは役に立たないかもしれませんが、 古いだけにシンプルな仕様と、豊富な解説のおかげで、メモリの基本的な仕組みやアクセス方法を分かり易く学ぶことができます。

私はソフトウェア屋なので、今までメモリアクセスをしたいときは気軽に1行コードを書くだけだったのですが、 本書を読んで、その1行のコードが結構とんでもないことを引き起こしていることを知りました。メモリから1バイト読み込むのって大変ですね。

また、AC特性の丁寧な解説も本書の売りだと思います。ソフトウェア屋にとって、メモリの仕様書(データシート)の中で一番難しいところはAC特性です。 私は本書を読むまではAC特性はいくら読んでもさっぱりでした。

本書は、最新メモリICのデータシートを見て投げ出したくなっているソフトウェア屋さんに特にお勧めです。本書で学べる知識は、データシート攻略の良い手がかりになってくれると思います。

2006年08月21日

白い蝶

さてこの白い蝶はなんでしょう。
白い蝶

答えはモンキチョウ。白くてもモン「黄」チョウなのです。

シロチョウ科 モンキチョウ♀
モンキチョウ♀

モンキチョウのメスはこんなに白くなるようです。モンシロチョウかと思いました。

モンキチョウのオスは名前の通り黄色い蝶です。

シロチョウ科 モンキチョウ♂
モンキチョウ♂

しかしこんなに色が違っても模様は同じです。ほとんど蝶の翅の裏側の模様は、オスとメスで同じなのです。裏側は個体差も少ないような気がします。表側は違うことが多いんですけどね。
ですので蝶の種類を見分けるときには翅の裏側の模様が参考になります。

ちなみにこれがモンシロチョウです。

シロチョウ科 モンシロチョウ
モンシロチョウ

モンキチョウのメスとは翅の裏側の丸い紋の有無です。

2006年08月18日

温暖化で蝶の生息区域が

温暖化で蝶の生息区域が変わってきているみたいです。

埼玉県さいたま市でこいつを見つけました。

タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモン

住み着いているのかどこからか飛んで来たのかは分かりませんが、3匹ほど見かけました。(翅の破れ方が違うので全て別の個体です)
昔は関東地方には住んでいなかったらしいですね。

朝ごはんに夢中だったのか、近づいても逃げませんでした。遠慮なく最短撮影距離(5cm)まで近づいて取りまくり。朝はこういうことがあるのでいいですね。

2006年08月12日

スキッパーズ

本日はセセリチョウの写真が沢山撮れたのでセセリチョウ特集です。
蝶を英語で言うと、普通は、butterfly(バタフライ)なのですが、セセリチョウ科に属する蝶だけは違い、skipper(スキッパー)と言うのです。仲間はずれみたいですねぇ。

まずは一般的なイチモンジセセリから。

セセリチョウ科 イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
イチモンジセセリ
どこが「イチモンジ」なのかは良く分かりません。表の羽の白斑が角度によっては横一列に並ぶのかな。

お次はチャバネセセリ。

セセリチョウ科 チャバネセセリ
チャバネセセリ
なんかもう蛾みたいですね。仲間外れにされるのも分かります。

お次は以外と綺麗なキマダラセセリ。

セセリチョウ科 キマダラセセリ
キマダラセセリ
キマダラセセリ
戦闘機ライクな後姿が格好良いです。

最後はあまりセセリチョウっぽくないダイミョウセセリ

セセリチョウ科 ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリ
普通のチョウみたいですね。こういうセセリチョウもいるようです。

以上、蛾のように見えなくもないセセリチョウの特集でした。