Movable Type 3.15から3.2 にアップグレードしてみました。
といっても見た目は何も変わりませんね。
ページ左下のPowered by ・・・ の表示が変わっているだけです。
スパムコメント/トラックバックへの対策が強化されているので、今後は管理の手間が省けそうです。
しばらく前に、MicroSoftからフリーのC++開発環境 Visual C++ 2005 Express Editionがリリースされました。これをインストールし、ウィンドウを1つ表示するだけの簡単なWindowsネイティブアプリケーションを作成しましたので、その手順をメモしておきます。
セットアップファイルは普通にダウンロードしても実行できません。ISOイメージ(なんと!)で配布されています。
私は幸いCD-Rドライブを持っていたので、Nero 7 Ultra Edition の Free Trial版という怪しげなソフトを使ってCD-Rに焼くことにしました。このソフトはインストール時に色々とシステムの設定を変えようとするので注意して下さい。
あとは焼きあがったCD-Rをもう一度ドライブに挿入すればインストールを開始できます。インストールそのものは簡単ですが、Windowsネイティブアプリケーションを開発するためには、さらにWindows Platform SDKをインストールする必要があります。
MicroSoft製Visual C++なのに、デフォルト状態でWindowsネイティブアプリケーション作れないんですか・・・。
というわけで、Windows Server 2003 SP1 Platform SDK Web InstallのPSDK-x86.exeをインストールしました。ただのWindows Platform SDKじゃないような気がしますが、これをインストールすればWindows Platform SDKもインストールされていましたので、大は小を兼ねると言うことで良しとします。
Windows Platform SDKインストール後、Visual C++の方も設定を行う必要があります。
「Visual C++ 2005 Express Edition と Microsoft Platform SDK を一緒に使う」の手順 5の「ファイルを保存のうえ閉じて、Visual C++ 2005 Express Edition を起動します。」と書いてあるところまできっちりやっておきましょう。
なお、手順 5のところには、441行目から 444行目と書いてありますが、私が試したところでは、455行目から458行目でした。ご注意下さい。
さて、上記までの設定を行えば、Windowsネイティブアプリケーションが作成できます。
プロジェクトを作成し、Win32 コンソールアプリケーションを選んで下さい。
コンソールアプリケーションを選ぶと、それからWindows アプリケーションに設定を変更することができます。まわりくどいなぁ・・・。
上記の設定で完了すれば、スケルトンコードができます。
ウィンドウを表示できそうなところまで出来上がっているコードなので、とりあえずビルドして実行!
いやぁ冷たいツールですね。
「アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。」と書いてありますが、インストールし直してもこの問題は解決しません。プロジェクトの設定を変更する必要があります。
プロジェクトのプロパティを開き、
構成プロパティ→C/C++→コード生成→ランタイム ライブラリ→マルチスレッド デバッグ (/MTd)
と設定しましょう。Release構成の方も同様に変更しておいた方が良いでしょう。
それでもってもう一度ビルドして実行!
やーーっとできました。お疲れ様でした。
まさかダウンロードし、インストールして、ウィンドウを1つ表示するだけのアプリケーションを作るまでにここまで苦労するとは思いませんでした。MicroSoftさん、頼みますよホント・・・。
でも一応上記の手順に出てきたツールやらなんやらは全部無料です。その点はありがたいことです。
でもこれを他の人にお勧めするのはちょっと辛いですねぇ。
最近、ソフトウェア設計のため、フローチャートをたくさん書く機会がありました。
自分で書いて人に説明したり、人の説明を聞いたりして思ったのですが、UMLなどの記述能力が高い記法と違い、フローチャートって難しいですね。
というのも、フローチャートはとても記述能力が低く、ちょっと複雑なことを書こうとすると、あっという間に自分にしか理解できないフローチャートが出来上がってしまうのです。これでは使い物になりません。
そこで、あまり大きくないフローチャートで1つの処理を書き切るようにしたり、矢印を下方向に辿れば一般的な動きになるようにと様々な工夫を行って分かり易くなるよう努力しました。
不思議なもので、こうした努力をしていると、無駄なものがどんどん省かれ、設計も洗練されたものになってきました。
もしフローチャートではなく、UMLなど記述能力が高い記法を使って書いていたら、こうした努力をしようとは考えずに、頭の中で思い描いたものをそのまま書いてそれで終わりにしてしまったかもしれません。たまにはフローチャートで書いてみるのも悪くないですね。
こうした、フローチャートで分かり易くソフトウェアの処理を記述する技術は、複雑な処理をシンプルな処理の組み合わせで表現したり、無駄な処理を省く技術に通じるものがあると思います。これはソフトウェア設計者としては基本的な技術ではないかと思います。
今、多くの会社が新人研修でUMLを教えていると思いますが、それより前に、まずフローチャートで分かり易く記述する技術を習得させるべきではないかと思いました。UMLはそれからにするべきでしょう。機能豊富な道具を最初に与えてしまうと、その道具に頼った技術者になってしまいます。そうした技術者は、活躍できる領域が限定されてしまいますので、脆いのではないかと思います。
毎月恒例のカウンタートラックバックです。
12月中にHeimdallrを紹介して頂いた方々に対し、トラックバックを送ると共にお礼を込めてコメントなどを書かせて頂きたいと思います。
Visual C++ 2005 Express Editionの無料配布はC++ユーザにとっては朗報です。うまく活用したいですね。 でも既存の開発環境(Visual C++.NET 2003)と上手く同居できるのかな・・・
Atom1.0ってもう使われているんですね。仕様がリリースされたのは知っていたのですが、
ブログの世界で使われるとはあまり思っていなかったので、放置していました。
対応するのは簡単なので次のバージョンでは対応しておきたいと思います。