今年もそろそろ終わりです。
今年どんなことを書いてきたのか見直してみようかということで、
このサイトでアクセス数が多かった記事のベスト10を挙げてみます。
但し、Heimdallrリリース関連の記事は除いています。
アクセス解析をしたところ、検索エンジンから来た人がほとんどです。
キーワードは主に「VSS」です。Visual Source Safeは高価なソフトなので利用者は企業ユーザに限られ、
使い方のコツなどを探してもなかなか見つかりません。
ですのでこうした記事があるとぽんぽん人が飛び込んでくるわけです。役に立つ記事かどうかは分かりませんが・・・。
「Ticker型RSSリーダーの今後」からのリンクのお陰です。
検索エンジンから来た人がほとんどです。キーワードは「レイヤードウィンドウ」「透明」「WS_EX_TRANSPARENT」「SetLayeredWindowAttributes」です。 ウィンドウ透明化はそれなりに注目されているんですねー
これらの記事も検索エンジンから来た人がほとんどです。キーワードは「Inno Setup」です。
「Inno Setupの使用例(1/3)」を読んだ後、「Inno Setupの使用例(2/3)」、「Inno Setupの使用例(3/3)」と続けて読んで頂いた方が大勢いるようです。
でもコメントがついてないので参考になったのかならなかったのか不明。Visual Source Safe関連の記事もそうなんですけど
アクセス数が多い割にはコメントが無いんですよね。技術者ってシャイですねぇ・・。
キーワード「VisualSourceSafe」で検索エンジンから来た人がほとんどです。
Visual Source Safe人気ありますね。
大したことを書いていないのになぜか2位。
キーワード「Firefox Irvine」で検索エンジンから来た人がほとんどです。
でもこの記事本文ではIrvineにまったく触れていません。勝田さんのコメントが全てです。勝田さん万歳。
1位もVisual Source Safe関連記事です。
キーワード「VisualSourceSafe」「VSS」「分岐」「マージ」で検索エンジンから来た人がほとんどです。
難しいですよねVisual Source Safeの分岐とマージ。使いこなそうとすると結構大変です。
分岐とマージというのがそもそも難しい作業なので、他のバージョン管理アプリケーションでも難しいとは思いますけれどね。
以上のような結果になりました。Visual Source SafeとInno Setup関連記事が大人気のようです。
Inno Setupは優秀なフリーソフトなので人気があるのも分かるのですが、Visual Source Safeは多少意外な気分です。
結構利用者が多いんですねぇ・・。co.jpドメインからのアクセスが多いところから推測するに、
ある日突然Visual Source Safeの管理を任されることになった新人が慌てて情報を探しているところで私のサイトが見つかった、というあたりでしょうか。
いや推測ですが。
そこそこ技術のある個人向けのファイルorWebサーバ用として、どのOSが一番いいかと問われたら、私はWindows XP Professionalを挙げます。
たぶん1年前ならばLinux系のOSを挙げたと思います。だけど今はWindowsがベストだと思っています。というのも、Windowsの方がアプリケーションが充実しているからです。
我が家のサーバマシンはLinux(RedHat 7.3)を使っているのですが、 Linux版よりもWindows版の方が先行開発される事例を良く見かけます。 DiCEやSoftEtherがそうです。
特に、SoftEtherは、とても便利なアプリケーションです。 これに慣れてしまうと、これが無い環境には移れなくなるくらい便利です。 これが無ければ、私がWindowsを薦めることはなかったでしょう。
しかし、いくらとても便利なアプリケーションがWindowsにあるからといっても、
他のサーバの中核となるアプリケーションも揃っていないと、
サーバとして使うにはちょっと躊躇うところがあります。
そこで、他のアプリケーションについても考えてみました。
サーバの中核となるアプリケーションはこのくらいだと思います。Windowsだと機能面で穴があることはないと思います。そして、SoftEtherやDiCE、特にSoftEtherを考えると、機能面ではLinuxを上回るサーバを仕立て上げられると思います。
しかし、Windowsの値段が高いため、多少の出費は覚悟しておく必要があります。でもWindowsの方がLinuxよりもトラブルは少ないと思いますし、GUIが強力なので設定も楽だと思います。余った時間で残業かバイトでもして頂ければ、Windowsを買ったお金くらいは得られるのではないかと思います。たぶん・・・
12/3にHeimdallr 1.07をリリースしてからだいぶ経ちますが、
まだ1.08はalpha1さえリリースできていません。しかもまだまだかかりそうな感じです。
既存のコードにChannelExtension用のコードを追加するのに手間取っています。
うーん難しい。
ところで、Heimdallr 1.08にはChannelExtension Framework(仮称)が実装されて、DLL形式のプラグインにより機能を追加できるようになる予定です。
ところでDLL形式ってこういったアプリケーションのプラグインとして使われる形式としては古い形式なんですよね。なにせインターフェースが関数形式。
一応DLL形式以外も検討したのですが、色々悩んだ挙句、DLL形式を使うことにしました。
他に検討したのはこんな形式です。
Heimdallrって結構安定して動作しているんじゃないかな・・・と今まで私は思っていたのですが、どうもそうではないようです。
時々落ちる、という記述を見たことがあります。
メールなどで報告を受けたわけではなく、Heimdallrを使った感想としてそう書いてあったので、詳細は聞くに聞けず対応も何もしておりません。
安定版リリース前には、Windows XP(実機)、2000(Virtual PC)、98SE(Virtual PC)で数日連続動作させてみているんですが、落ちることはほとんどありません。というか落ちたら原因を解析して修正してからリリースしてます。
常駐ソフトにとって、安定性は重要な要素だと思います。安定してないというのは気になりますので、落ちる瞬間を見たら落ちたよってだけでも報告を頂ければと思います。
落ちたときに何かエラーメッセージが表示されていたら、スクリーンショットを取って送って頂ければより幸せになれます。
このBlogとメール(masato@mb.kcom.ne.jp)は毎日チェックしていますので情報の送り先はどちらでも構いません。
Feed Meterという、RSS FeedのURLからそのサイトの人気を計測するサービスが最近始まりました。
このサービスはすごいです。何がすごいかというと公開初日に延べ10万もの人が訪れたということです。
これはうちのサイトに一年間で訪れる人数よりも遥かに上です。
とりあえずFeed Meterを開発したMyRSS.jp管理人さんはすげぇなぁというのに加えて
RSS技術の注目度は高くなったなぁと思いました。
このサービスと連携して何か面白いことができないかな・・・
IBMのPC事業が中国Lenovo Groupに売却されることを聞いて、
ああ一つの歴史が終わったなぁ
と思いました。
PCにはPersonal Computerという意味として使われることもありますが、大抵はIBM PC/AT互換機という意味で使われています。
つまりPCというのはIBMが発売したPC/ATというコンピューターと互換性を持ったコンピューターということであり、PC世界の創設者はIBMなのです。その創設者が、自ら作り上げた世界から去っていくわけです。歴史の終わりを感じます。
PC世界はとっくに創設者のものではなくなっているので、創設者が去っていっても、感慨深いだけで別に大きな変化は無いと思いますけどね。
しかしIBMって大きい会社のわりには思い切った割り切り方をしますねぇ。前のHDD事業売却もそうでしたけど。日本生まれの会社じゃこうはできないでしょう。日本生まれの会社に勤めている私としては複雑な気分です。でも日本の会社には、こういう割り切り方を見習うのではなく、割り切らない所に強みを見出して欲しいですね。でも割り切りの上手い会社を相手にするとコスト勝負で勝てんのですよ。うーん。
Heimdallrは、本記事のガイドラインに従う限り、カスタマイズを行って自由に配布することを許可致します。
このカスタマイズを行ったHeimdallrのことを、カスタマイズ版Heimdallrと呼ぶことにします。
なお、配布にあたり、個人利用、商用利用を問わず、私(MASATO)になんらかの費用を支払う必要はありません。また、連絡の必要もありません。
その代わり、カスタマイズ版Heimdallrの利用によりいかなる損害が生じようとも、私(MASATO)は一切責任を負わないものとします。
カスタマイズできる項目は、主に以下の2つです。
細かい話をすれば、他にも、Heimdallrのバージョン情報ダイアログを変更できたり、初期状態でのシステム設定を変更することができます。
基本的には、何れかのサイトの宣伝を行うことを目的としてカスタマイズを行うことを想定しています。 宣伝を行いたいサイトのRSS Feedを初期状態で登録し、サイトをイメージできるようなスキンを初期状態のビューのスキンとし、さらにそのようにしたカスタマイズ版Heimdallrをなんらかの流通経路を使って配布すれば、宣伝ができるのではないかと思います。
Heimdallrは、私に著作権がある部分と、私以外の人に著作権がある部分があります。
私以外の人に著作権がある部分は、私が勝手に配布を許可することができません。
これは、カスタマイズする人が許可を取る必要があります。
私に著作権がある部分だけを集めたものを、Heimdallr最小構成パッケージとして以下からダウンロードできるようにしました。
Heimdallr 最小構成パッケージ 1.00 ダウンロード
私以外に著作権があるライブラリなどを、製作者に許可を頂いた上でこのパッケージに足して行けばカスタマイズ版Heimdallrの完成です。何も足さなくてもある程度のことはできます。
カスタマイズ版Heimdallrは、Inno Setupを使ってインストーラ付きのパッケージ(以下、配布用パッケージ)を作成できます。 Inno Setupはバージョン4.1.7、Japanese言語ファイルは4.1.4を使って下さい。 少し古いバージョンですが、私が使っているものと同じですのでトラブルを招かなくて済みます。
Inno Setupのダウンロード先や使い方は、Inno Setupの使用例を参照して下さい。
カスタマイズ版Heimdallrは、最初は、配布者などの情報が以下のようになっています。
これらの情報が記述されているのは、以下のファイルです。
custom.xmlはUTF-8でエンコードされているので、UTF-8対応のエディタで編集する必要があります。Win2000以降のメモ帳か、秀丸などで開きましょう。
heimdallr.issは、Inno Setupがインストール済みであればInno Setupで編集できます。(もちろん、メモ帳で編集しても良いです。)
上記2つの中身をじっくりみて、それっぽいところを書き換えてしまいましょう。
次に、初期状態で登録されているRSS Feedを変更しましょう。 変更するファイルはinit.xmlです。書き方は「勝手にinit.xmlの仕様を考えてみる」を参照して下さい。
ここまで変更した時点で、配布用インストーラを一旦生成しましょう。
Inno Setupからsetup\heimdallr.issを開き、コンパイルしましょう。
exeファイルが生成されるはずです。exeファイルを開くとインストーラが起動しますので、とりあえずインストールしてみましょう。そして希望のフォルダにちゃんとインストールされているか確認してみて下さい。
次はスキンを追加してみましょう。
スキンファイルの作り方は、「勝手にスキンを作ってみる~ - ネコでも作れるスキン」を参照して下さい。ここでは、スキンファイルは既に作成されているものとして話を進めます。
スキンファイルには、RAW形式(拡張子xml)と、ARCHIVE形式(拡張子skn)の2種類があります。
カスタマイズ版Heimdallrを作るからには、やはり画像を使うスキンを作るでしょう。
画像を使うスキンには、ARCHIVE形式の方が向いています。しかし、上記の最小構成パッケージだけではARCHIVE形式のスキンは使えません。ARCHIVE形式のスキンを使うためには、UNLHA32.DLLが必要だからです。
UNLHA32.DLLの配布許可は、Micco's HomePageのMicco様から貰って下さい。
配布許可が貰えたら、UNLHA32.DLLとUNLHA32.TXTを最小構成パッケージのexeフォルダの中に置き、また、setup\heimdallr.issの一部を書き換えて配布用パッケージにこれらのファイルが含まれるようにしましょう。さらにはexe\init.xmlを書き換え、初期状態でのスキンを変更してしまいましょう。
次は自動学習機能を有効にするため、日本語形態素解析システムJUMANを追加してみましょう。
JUMANの配布元は「日本語形態素解析システム JUMAN」です。
JUMANのライセンス条件を熟読の上、許可を貰う必要があるかどうか判断して下さい。
JUMANを配置する場所はexe\pluginの下です。ここにjumanというフォルダを作ってその下に置いて下さい。
さらに、setup\heimdallr.issを書き換えて配布用パッケージにJUMANが含まれるようにしておきましょう。
オリジナルのHeimdallrに含まれているスキン(猫スキン等)を追加する場合は、各スキン画像の著作権者に許可を貰った上、配布用パッケージに追加しましょう。
各スキン画像の著作権者については、オリジナルHeimdallrのreadme.txtを参照して下さい。
カスタマイズ版Heimdallr作成ガイドラインは以上でおしまいです。
カスタマイズ版Heimdallrを作成された方は、私にそのことを連絡する必要はありませんが、連絡して頂けると、やる気が出てきて開発が進んだりするので、連絡して頂ければ幸いです。
以前、ノートPCのHDDが壊れたことをお話しましたが、そこで交換してもらったHDDがまた壊れました。約4ヶ月でお陀仏です。
今回はちゃんとバックアップを取っておいたので失われたデータはありません。
しかしOSのインストールにWindowsアップデートなどなどでまた丸一日潰れそうです。
やれやれ・・・。
DELLが作ったHDDではないのでDELLに責任は少ない気がしますが、
それでもやっぱりこういう経験をしてしまうとDELLのパソコンは買いたくなくなりました。
買って長持ちしたなぁという記憶があるのはSONYのVAIOだけです。
5年ほど使っていましたが、塗装が剥げた以外はまったく問題ありませんでした。
次に買うとしたらSONY製ですね。
瞳子氏にHeimdallrの耐久テストをして頂きましたので、 その結果について、私がどのように考えているか書いておきたいと思います。
耐久テストについて今回は、RSS Feedを2万件、ビューの数が100個というテストをして頂きました。
しかし、Heimdallrは、実際にこれだけの数を扱うことはありません。
HeimdallrのRSS Feedやビューの数は、システムの性能というよりも、1人の人間が管理できる情報の数の限界に制限されています。
世の中にこれだけの量の情報を管理できる人はいないでしょう。
それでも、耐久テストは有効です。
なぜか。
耐久テストを行うことにより、問題が浮き彫りになるからです。つまり、現状で問題になりかけていることや、今後問題になりそうなことが、耐久テストにより分かるのです。
というわけで、耐久テストにより発生した問題は、まず分析を行い、多数のRSS Feedやビューを扱わない限り発生しない問題はほおって置き、そうでない問題はなんらかの手を考えたいとも居ます。
それでは、耐久テストの結果とそれに対するコメントです。
HeimdallrにRSSを2万件登録するテストインポートするときに重複登録ができてしまう。
確かにできてしまいますね。
Heimdallrは同じサイトを複数登録することを許しているのでそういうことになります。
重複登録はできても別に良いと思ってます。
インポートしてからビューに2万件登録するのが大変
それは確かに。
Heimdallrは、OPMLインポートに色々手間がかかるのは認識しています。
しかしOPMLインポートするのは、他のRSSリーダーから移行するときだけでしょうから、多少手間がかかっても大きな問題にはならないでしょう、と思ってます。
OPMLインポートではなく、OPMLのURLをそのままHeimdallrに登録するのも有効です。全部巡回して記事を拾ってきますので。
サイトが多いとビューに追加削除するのが大変
確かに。
サイトの数が多くなると、夫々のビューへのサイト割り当て管理が大変になりますね。
今のデータ構造は、複数のビューと複数のサイトが独立しており、サイトを自由にビューに割り当てられるようになっています。
なぜこのようにしたかと言いますと、一つのサイトを複数のビューで見ることによって何か嬉しいことがあるのではないか、と思ったからです。
例えば、ある友人のサイトは、IT技術系の話題が多いので、RSS Feedを友人用ビューとIT技術用ビューに登録する、というようなことです。
ところが実際には友人用ビューに登録するだけで十分のようでした。
他にも色々考えてみましたが、残念ながらまだこのデータ構造を有効に生かす方法を見つけていません。
そろそろ1つのビューに複数のサイトを割り当てる、いわば一階層ツリー方式みたいな感じにしたほうが良いのではないかと思っています。
そうすれば、エクスプローラーのようにD&Dでサイトをビューに割り当てていくことができるようになりますので、管理もだいぶ楽になると思います。
ビュー毎に自動更新時間を設定したい
一番のポイントは、ユーザのニーズがあるのか、という点です。 Heimdallrは、そもそも更新タイミングをユーザに意識させないように なっていますので、ビュー毎に自動更新時間を設定できるようにしても ほとんどのユーザはその機能を使わないのではないかと思っています。
さらに機能を実装するためには次の課題を解決する必要があります。
そんなわけでビュー毎の個別更新は結構色々あって面倒なんです。上記で説明したビューとサイトのデータ構造もビュー毎に更新しやすい構造になっていませんしね。
2万件インポートするのに費やされた時間は同時アクセス10の設定で27分10秒でした。
思ったより短いという印象。
これはたぶん相手がLANで接続された高速アクセス可能なサイトだからではないかと見ています。実際にインターネットを通してサーバに接続すると、RSSが200くらいで3分かかります。2万件ならば300分ですね。
ちなみにアクセス時間のほとんど(体感で8割位)は、応答を返さないサーバの応答待ちに使われています。応答を返さないサーバは更新頻度を落とすなどの工夫によりもっと速度が向上するかもしれませんね。
またまた普通に動作
Windowsってウィンドウの数が増えても意外と軽いんですよね。
(Heimdallrとは関係ありませんが)以前、ウィンドウを5000個ほど表示してみたことがあります。ちょっと重くなった以外の問題はありませんでした。MicroSoft頑張ってます。
圧縮されているスキン使おうとすると同じスキンを使用する場合でもビュー毎に解凍している感じ…いったん解凍した後に使い回せないのかな?
おっしゃるとおりビュー毎に解凍しています。頑張れば色々と高速化できるとは思いますが、ビューを大量に表示する人はあまりいないと思いますので当面はこのままのつもりです。
スキンも登録サイトも同じだとビュー設定見るまでどのビューなのか判らない。
これはたぶん困る人が居ないと思いますので対策は必要ないと思います。
ビュー設定を複数ビュー纏めて変更できるのには感動しました。
これは結構苦労した点です。ビューに設定項目が増えるたびに苦労してます。
ビュー毎に表示条件とか設定できれば たとえ2万件登録していても日替わりで表示するビューを変更することでそれなりに使えるかも
RSS Feedの数が2万件になると人間に分類することができなくなると思いますので、いつどのRSS Feedをどのビューに表示するのかという設定ができないのではないかと見ています。
2万件の話はさておき、日替わりで表示内容が変わる、というのは面白い案ですね。毎日画像が変わる日替わりスキンはあってもいいかもしれません。
Heimdallr 1.07をリリースします。
安定版です。
Heimdallr 1.07 ダウンロード
Heimdallr 1.07ソースコード(Visual C++.NET 2003用) ダウンロード
1.07のポイントは、Feed Protocol対応、init.xml強化、記事の順番入れ替え防止です。ちょっと地味な機能の追加、となりました。
1.06→1.07の変更点は以下の通りです。
1.07beta1→1.07の変更点は以下の通りです。
Witha SystemからHepCatというRSSリーダーがリリースされているのですが、
「BlogWriteIIとHepCatIIの検討」という記事によりますと、
なんとHepCatでは1800件以上のRSS/Atom Feedを登録してテストしているようです。
これはすごい。
Heimdallrは200件位のRSS/Atom Feedを登録してもそれなりに快適に動くようにはしてありますが、1800件というのは桁が違います。Heimdallrにこんなに登録したこともありません。恐らく1800件のRSS/Atom Feedを快適に閲覧することはできないでしょう。
でも一番興味があるのは、1800件も登録してどうやってたら快適に閲覧できるのか、ということではなく、1800件も登録して何をするのか、ということです。
これはHeimdallrで200件登録できるようにして気が付いたことなのですが、多数のRSS/Atom Feedクライアント型RSSリーダーに登録できても特に嬉しいことはないのです。
なぜ何も嬉しいことがないのかと言いますと・・・。
まず、RSS/Atom Feedが多数あると、記事の数は莫大になり、とてもじゃないですが全部見ることはできません。よってRSSリーダーが備える記事抽出機能により記事を幾つか抽出して見ることになります。
ということは、多数登録できて嬉しいのは、抽出の元となる記事の数が多いから、ということになります。
しかし、残念ながら記事の多さにかけては、BulkfeedsのようなRSS検索エンジンの方が遥かに上です。
それもそのはず、BulkfeedsはRSS/Atom Feedの登録件数が違います。
Bulkfeedsのトップページにはこのようなことが書いてありました。
2004/12/01 00:26 現在 496,346 件の RSS が登録され、4,098,715 件の item がインデクスされています。496,346件ですか・・・。Heimdallrの200件やHepCatの1800件と比べるとだいぶ桁が違いますね。
もちろんクライアント型RSSリーダーに数十万件ものRSS/Atom Feedを登録できれば良いのですが、登録可能な数が多いHepCatでさえ1800件。さすがにこの数は無理でしょう。
つまり、クライアント型RSSリーダーに登録可能なRSS/Atom Feedの数は、読むには多すぎ、そして記事を抽出するには少なすぎるという、中途半端な数なのです。
そのため、RSSリーダーに数百や数千件程度登録して頑張ったところで、RSS検索エンジンで難なく代替できてしまいます。
だから、クライアント型RSSリーダーに多数のRSS/Atom Feedを登録できても嬉しくないわけです。
一応Heimdallrは、自動学習とキーワード検索により、多数の記事の中から興味がありそうな記事を抜き出す機能を備えています。私は一応この機能を有効に活用していると思うのですが(開発者ですし)、それでも、残念ながら、RSS検索エンジンの方が質の高い記事を抽出できている気がします。
だからたぶんHeimdallrが備えている程度の記事抽出機能だけではダメなのです。
何か他のものが必要なのです。しかし、それが何なのか私には分かりませんでした。HepCatを開発されている方にはそれを見つけて欲しいと思います。
ちなみにHeimdallrは今後この課題についてどうするかといいますと・・・。
私としてはRSS検索エンジンの方が得意なことはRSS検索エンジンにやってもらえばいいじゃないかというスタンスでして。RSS検索エンジンができないことをHeimdallrでやって、それでかつRSS検索エンジンと連携してなんちゃらしちゃえばいいんじゃないかなとか。いやまあ詳しくはChannelExtensionが形になってから、ということで。