最近iPhoneアプリの開発を始めたので、iPhone SDK Agreementを読んでみました。 iPhone SDKの利用規約みたいなものです。発行日は2009/07/30のようでした。 興味深かったところをメモしておきます。
公式リリース前のiPhone SDKは機密情報として扱わなければならない。
公式リリースされたものであれば問題ないようですが、公式リリース前のものについては話ができません。
例えばiPhone SDKのバージョンアップが行われようとしているとき、バージョンアップ後の公式版がリリースされるまでは、変更点のまとめなどをブログに書くことはできません。
しょうがないと言えばしょうがないのでしょうが、バージョンアップの際は情報交換できなくて大変そうですね。
位置情報(GPS情報)に関する注意事項が多い。
乗り物の自動運転に使ってはダメ、使用前に利用者の許可を得ること、位置情報が正確とは限らないことを利用者へ通知すること、など色々。
位置情報は悪用されるとヤバいからこうなるんでしょう。位置情報を扱うとなるとAppleもアプリ開発者も利用者も大変ですね。
利用者から許可を得るところあたりはOS側でもできそうな気がしますが(位置情報取得APIが初めて呼ばれた時点でOSがメッセージを表示する、等)どうなっているんでしょうね。
Appleの「Human Interface Guidelines」に準拠する必要がある。 ライセンスでUIまで縛るあたり、AppleのUIへのこだわりは凄いですね。 私なんぞはUIは市場で競争させてしまえばいいのではないかと思うのですが。
こんなところです。 SDKが公開された当初は凄い厳しい規約だったようですが、 今の規約は普通な感じでした。
投稿者 MASATO : 2009年11月25日 00:20 | トラックバック