2007年09月14日

libjpeg高速化改造版の性能を簡単に評価 その2

「libjpeg高速化改造版の性能を簡単に評価」の続きです。
libjpeg(以下、通常版)とその高速化改造版の性能をもうちょっと比べてみました。

性能測定ポイント

以下のJPEG読み出し~表示までのステップのうち、前回性能を測定したのは、2.でした。

  1. ファイルから読み出す。
  2. libjpegで非圧縮画像イメージに展開する。
  3. WindowsのDIB形式に合うよう、非圧縮画像イメージの色の並びをRed,Green,Blueから、Blue,Green,Redに変更する。
  4. CreateDIBitmapでDDB形式のビットマップを作成します。
  5. BitBltでウィンドウペイント用デバイスコンテキストに描画する。
今回は1.~3.までをまとめて測ってみました。 libjpegを使うときは、1.~3.は一緒に実施することが多いためです。

測定結果

画像データと測定環境は前回と同じです。
測定結果は以下の通り。
1.~3.測定結果
処理時間は半分強ですね。前回の測定結果とあまり変わらない結果になりました。

結局のところ、libjpeg高速化改造版は、通常版に比べて倍ほど速いようです。

4.~5.の処理時間と1.~3.の処理時間の割合はどうなっとるんやというのはもう勘弁して下さい。 libjpeg高速化改造版のお話はこれでおしまいです。

(2007/09/15 追記)
あれこれ追試した結果、上記の1の処理は、ファイルキャッシュからの読み出しのようです。HDDからではありません。 HDDから読み出した場合はまた別の結果になると思われます。

投稿者 MASATO : 2007年09月14日 00:06 | トラックバック
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