今回は、GPS-CS1K、Google Earth、GPSBabelを連携させてトラックログを表示させるお話です。
参考記事は、ESCAPE WHILE YOU CAN: GPS-CS1Kです。
Google Earthは、GPSデータをもとに、歩いた道のりを線で表示させることができます。
しかし、GPS-CS1Kが出力するGPSデータの形式(NMEA-0183)にGoogle Earthが対応していないので、すんなりとは行きません。一度Google Earthが受け取ることができる形式(KML形式)に変換する必要があります。
この変換はGPSBabelというツールで行えます。GPSBabelはGPSBabel Homeからダウンロードできます。私はWindows用のgpsbabel-1.3.2.zipというアーカイブファイルをダウンロードしました。
GPSBabelはコマンドライン版(gpsbabel.exe)とGUI版(GPSBabelGUI.exe)があります。
私はGUI版を使いました。
以下のようにNMEA-0183からKMLに変換するように設定してlet's goボタンを押せば変換完了です。
拡張子をkmlにしておけば、変換後のファイルを開くだけでGoogle Earthが起動して道のりが表示されます。
私が歩いた道のりが表示されました。なんとなく感動しましたが、残念ながら3箇所ほどおかしいところがあります。
まずここはおかしいです。正解を赤線で書いてみました。なんかとんでもないところ入っていることになっていますね。
お次はここです。何往復かしたように見えますが、一回通っただけです。
最後におかしいところはここです。大ハズレです。橋も無いのに堀や川を横断しています。
でもここ以外はかなり正確です。歩いた道を正確になぞっていますし、かなりうろうろしていた天守閣周辺もそのまま表現されています。
感想としては良いところ悪いところ半々くらいですね。悪いところ(大ハズレのところ)が発生する回数を運用で減らすことができれば、散歩のトラックログ記録用としてもかなり役に立つでしょう。
GARMINのGPSとかでも建物の横などでは反射して場所がずれるようですね。
また、測位できない状態で移動すると次に測位できたときの場所と直線で結んでしまうのでよぶんなうろうろに見えるようですね。
人によってはあばれるとか表現していますね。