ウェブ進化論という本を読みましたので感想などを書いておきます。
この本は、これからのインターネットの進化について色々な観点から述べられたエッセイ集です。キーワードはグーグル、ロングテール、Web2.0、ブログ、オープンソースなどでしょうか(詳しくは目次を参照して下さい)。最近の流行はおさえていると思います。
感想ですが、なんと私は、結局筆者が言いたいことが何か良く分かりませんでした(ひどい感想だ)。私が古い人間だからかもしれませんが。
それでもなんとなく分かったのは、今後数十年間におけるインターネット技術の進化は、遠い将来、産業革命のような「○○革命」と呼ばれるほど大きな進化になるだろう、ということです。
これには私も同意します。インターネットという人類が手に入れたメディアは、まだ真価を発揮していないと思います。
このとんでもないメディアが真価を発揮したとき、人間の暮らしは大きく変わる、そんな気がします。何しろ世界中の人とほとんど無料で通信できるメディアなのです。うまく使えば、人間のありとあらゆる行動に人類の叡智を生かすことができるようにあるかもしれません。素晴らしい世界になりそうです。
しかし、本当にそうなってしまったら、人間は人類の叡智に動かされるだけの単なる端末になっちゃいそうです。ちょいと怖い世界かもしれませんね。
そんなわけで、何かを学びたい方にはこの本はお勧めしませんが、インターネットの未来に思いをはせるためのネタが欲しいという方は読んでみても良いのではないかと思います。
投稿者 MASATO : 2006年06月25日 19:55 | トラックバック確認どうもありがとうございました。
確かに関連した商品が出ているようです。
でも、つい買いたくなるような商品、ではないんですねぇ・・・。ちょっと残念。