2005年11月20日

C++ coding standards

C++ coding standards―101のルール、ガイドライン、ベストプラクティスという本を読みましたので感想を書きます。

内容は、C++コードの品質向上などを目的とした101の項目から構成されています。

幾つか項目を抜粋してみます。

時期尚早な最適化を行わない
時期尚早に最不適化してしまわない
あまり早い段階から最適化しても、それは的外れな最適化になりますし、かといって最不適化してしまうと、後で頑張っても取り戻せません。難しいものですね。
非メンバーかつ非friendの関数を書くようにしよう
メンバー関数よりも非メンバー関数の方が依存関係が少ないのですね。必要ないものまでメンバー関数にしてしまわないよう気をつけましょう。
些細なことにこだわるな
一番忘れるべきではない項目です。「プログラミングのプロならば、自分の書き方と少々違っているコードでも簡単に読み書きできるはずだ。」という言葉が心に響きます。この項目さえ忘れなければ、コーディングスタイルの宗教戦争からはおさらばできます。

こんな感じの項目が101つ。
C++に慣れた人にとってはあたりまえとも思える内容かもしれませんが、自分のコードを見直したり、人のコードをチェックしたりするときに便利です。
お仕事でC++を使っている方にはお奨めの一冊です。

投稿者 MASATO : 2005年11月20日 03:39 | トラックバック
コメント

確かにC++の世界は窮屈ですね。
でもこの窮屈さのお陰でバグが多少減っているのかと思うと、ちょっとくらい我慢しようかなぁという気になります。

Posted by: MASATO : 2005年11月25日 00:12

わたしゃPerl使いですので
プログラムは「動きで見ろ!!」の世界の住人ですね。
Perlと言う言語自体
『良いようにしてください』
『たった一つじゃない冴えたやり方』
の世界ですので、もうコーディングはスーパースパゲティーです。
変数の宣言は要らないし、モジュールも使いたいって言うだけでばりばり使えちゃう世界ですので、C++の世界は実に窮屈に感じます。

最近になって
use strict ;使い始めて
なんとなく見やすいコード書くようになった気がします。

Posted by: 瞳子 : 2005年11月22日 10:49
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