2005年11月05日

ログビュー

Heimdallrにログビューという新しいビューを追加しようとしています。
今のところこんな感じのビューにする予定です。
ログビュー

表示されている記事は、最近閲覧した記事や既読化(削除)した記事です。
このビューを追加する主な目的は2つほどあります。

  • 既読化(削除)した記事を閲覧可能とすること。
    Heimdallrのビューは、既読ボタンやマウスジェスチャなど様々な方法で、ビューから簡単に記事を削除することができます。それはそれで便利なのですが、簡単すぎるので、誤操作も発生してしまいます。誤操作で削除してしまうと、もう取り戻せません。これはあんまりなので、救済策が必要です。
  • ブラウザで開けなかった記事を再度閲覧可能とすること。
    Heimdallrからブラウザで記事を開いて読もうとした際、サーバ側の負荷、URLミスなど様々な要因によって読むことができない場合があります。しかし、Heimdallrは、ブラウザ内蔵ではないので、ブラウザで開いた後何がおきたか検出できず、その記事を読んだものとしてビューから消してしまいます。ユーザがなんらかの対策を行った後、再度記事を読もうとしても、もうURLは失われていて読むことができません。これもあんまりなので、救済策が必要です。

実は、この目的を達成するためのアイデアとして、直前の閲覧又は削除した記事を元に戻すUNDO機能と、上記のようなログビューを追加する2つのものがありました。

前者の方がスマートなアイデアのような気がします。しかし、UNDO機能の実装経験がある人は分かると思いますが、これは実装へのインパクトがとても大きいのです。特に、Heimdallrのようにデータ構造がUNDOをまったく考慮せずに設計されていると、データ構造の改変から行う必要があるでしょう。これは、大量のコーディングを伴い、大変です。

それに比べ、ログビューは、既存のデータ構造の変更は必要ないため、楽そうです。

というわけで楽な方に流れてログビューを選択しました。

ログビューとしても、スキンを適用可能なビューと、Windows標準のGUIを使ったビューのどちらにするかという選択肢がありました。
前者は可愛いスキン(ゴミ箱を漁っている猫とか?)にするととても素敵な感じがしたのですが、残念ながら現状のスキン周りの実装を変更することは避けられず、大変そうでした。
それに対し、Windows標準のGUIを使ったログビューであれば、既存の実装を修正する必要はほとんどなく、新規に追加すれば良いので、楽です。

というわけで、実装が楽な方に流れて今の形になりました。妥協の産物です。いやー素晴らしくないですね。

実装が楽な方に流れたのは確かですが、今の形には、履歴機能が備わると言う他の選択肢には無かった副作用があります。これにちょっと期待してます。この副作用がユーザの利便性を向上させれば、今の形のログビューにも多少は救いがあるでしょう。

もしも利便性が向上しそうになければ・・・。UNDO機能を実装するべきでしょうねぇ・・・。

投稿者 MASATO : 2005年11月05日 19:16 | トラックバック
コメント

データ構造とそれに対する操作の複雑さ次第だとは思います。
WordのUNDOなんか凄いことやっていると思いますよ。

Posted by: MASATO : 2005年11月09日 00:03

UNDOってインパクトそんなにも大きかったのですね。
わたしの今まで作ってきたアプリのUNDOなんてログビューに下から順に詰め込んでいって、UNDO押されたら一番上のログから取り出してただけです。
こんなのってやっぱりダメなんでしょうね…

Posted by: 瞳子 : 2005年11月07日 16:43
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