Heimdallrへの追加機能の採用判断
さて、最近、Heimdallrにこんな機能を追加してはどうかと、色々提案を受けています。Heimdallrもそろそろネタに困りかけているので機能追加の提案は歓迎します。
しかし、提案して頂いた機能を採用するかどうか、私はどうやって判断すれば良いのでしょうか?
そんなの知るかと言われそうですが、そう言われても私だって良く分かりません。
とは言うものの、採用するべきかどうかはなんとなく分かります。ですが、なんとなくダメ、では提案して頂いた方に失礼です。
というわけで、採用するべきかどうか判断するためのポイントを考えてみました。
- Heimdallrのポリシーに沿っているか
- 例えば、「気分転換に情報を集めたい人向け」の機能であれば加点、そうでなければ減点とします。
- オリジナリティがあるか
- 他のRSSリーダーが備えていない機能であれば加点、そうでなければ減点とします。
ありふれた機能でも、Heimdallrの既存の機能と組み合わさることによりオリジナリティが生まれれば加点とします。ちなみにオリジナリティがある機能は開発するのが面白いです。オリジナリティがないと単純作業という感じであまり楽しくないです。やっぱり楽しいことをやりたいですよね。
- 実装へのインパクトはあるか
- その機能を実現するのがどれくらい大変か、ということです。
大変ならば減点、楽ならば加点とします。
この判断は、ソフトウェア構成を理解していないと難しいですが、
昔から変わっていないところを変更するときはインパクトが大きく、
頻繁に変わっているところを変更するときはインパクトが小さい、と考えればなんとなく分かるのではないかと思います。
- どれくらい多くの人の不便を解消するか
- 不便を解消できる人が多ければ加点、少なければ減点とします。なお、Heimdallrのもっとも重要なユーザは私です。ですので、私の不便を解消できる場合は相当ポイントが高いです。
- 分かり易く説明できる機能か
- 分かり易ければ加点、分かり難ければ原点とします。機能が分かり難いとあまり使ってもらえませんが、機能が分かり易ければ設定画面も分かり易くなりますし、ヘルプも分かり易くなり、大勢の人に使ってもらえます。
- その機能を必要としない人に影響はあるか
- 重たい、不便になった、など、悪い影響を与えるようならば減点、何もなければ加点とします。
- 長く使える機能か
- 他のアプリケーションやサービスにちょっと機能が追加されるだけで代替できてしまったり、今後Heimdallrに追加される予定の機能で代替できてしまったりする機能は減点、すぐには代替できそうなものが登場しないのであれば、加点とします。どんな機能であっても永遠に使えることはありませんが、それでも一ヶ月で役に立たなくなってしまうような機能だと採用するのは辛いものがありますからね。
これからは以下のポイント夫々について検討して加点/減点を行い、総合点で判断することにします。
加点/減点する点数を厳密に判断するのは難しいので、そこらへんは適当とします。
総合点で判断するため、総合的な判断になります。例えばHeimdallrのポリシーに反していても、大勢の人に便利であり、簡単に追加できる機能であれば総合的には良いということで採用することもあります。
これからしばらくはここで挙げた判断方法を使って、提案頂いた機能について考えてみたいと思います。
投稿者 MASATO : 2005年04月18日 02:19
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