以前、「暗号化ライブラリlibdes」でlibdesを紹介しました。
今回は、Visual C++.NET 2003で使えるlibdesの静的ライブラリを作成する方法を紹介します。
「MFCにおけるzlibの使い方」と同様に、6種類のlibファイルを作成します。
まずは、libdes配布元からlibdes-l-4.04b.tar.gzをダウンロードしてきましょう。URLを見た限りではここが公式の配布ではなさそうです。公式な配布元をご存知の方は公式の配布元からダウンロードしてきて下さい。
次に、libdes-l-4.04b.tar.gzを解凍し、des.hが存在するフォルダに次のプロジェクトファイルを置きます。
開いた後、全構成のバッチビルドを行ってください。libというフォルダが作成され、その中に6つのライブラリファイルができているはずです。
あとは使う側の都合に合わせてお好きなライブラリファイルをご使用下さい。
.NET 2003でもサンプル(destest.cやspeed.c)のコンパイルはできません。
しかし、これらがコンパイルできなくても大きな問題はありません。
libdes.vcprojをテキストエディタで開いてみれば分かりますが、
プロジェクトを構成しているのは
des_enc.c
ecb_enc.c
fcrypt.c
set_key.c
des.h
des_locl.h
des_ver.h
podd.h
sk.h
spr.h
だけです。
私は、これらのソースに加え、destest.cあたりを参考に作った自作呼び出し部を使って暗復号化を行うことができました。
(ヘッダファイルはこれで十分なのかどうか怪しいですが)
検索でうろうろしていたら何度もお邪魔することになっています:)。はじめまして。場末のC初心者プログラマのminekと申します。よろしくお願いします。
さて、この libdes、当方コマンドラインスキーでVC6な環境なもので、とりあえずnmakeででっち上げようとしたのですが、サンプルのビルドが全滅しています:-(。そもそも、そのでっち上げもMSDOSマクロが効かずunistd.hがincludeされる時点で怪しさ全開なのですが、sys/times.hはそもそも存在しなかったりと、処理系の問題が……。.Netの方ではそこらへん、問題ないのでしょうか。再びVC++ Toolkitをいれる気力もわかない状態です。
気力を充填してから、ライブラリ化以降の続きを読ませていただこうと思いますB-)。ではでは。
Posted by: minek : 2005年07月04日 05:10