前回の続きです。
以上の調査方法に基いてテストするスクリプトを書いて走らせてみたところ、 以下のような結果になりました。
BLOGサービス名 | If-Modified-Since | If-None-Match | gzip | deflate | compress |
---|---|---|---|---|---|
AOLダイアリー | ○ | ○ | × | × | × |
ブログ人 | ○ | × | × | × | × |
Yahoo!ブログ | × | × | × | × | × |
LOVELOG | ○ | ○ | × | × | × |
JUGEM | ○ | ○ | × | × | × |
ココログ | ○ | ○ | ○ | × | × |
ウェブリブログ | ○ | × | × | × | × |
DoBlog | ○ | × | × | × | × |
ドリコムブログ | ○ | ○ | × | × | × |
エキサイトブログ | × | × | × | × | × |
BLOCKBLOG | × | × | × | × | × |
gooブログ | × | × | × | × | × |
はてなダイアリー | × | × | × | × | × |
ヤプログ | ○ | ○ | × | × | × |
NAVERブログ | × | × | × | × | × |
楽天広場 | × | × | × | × | × |
SweetBox | ○ | ○ | × | × | × |
のブログ | × | × | × | × | × |
ブログ通信 | × | × | × | × | × |
信州FM | × | × | × | × | × |
News-Handler | × | × | × | × | × |
バニー | × | × | × | × | × |
シーサー・ブログ | ○ | ○ | × | × | × |
FC2 ブログ | × | × | × | × | × |
すくすくブログ | × | × | × | × | × |
関西どっとコムblog | × | × | × | × | × |
アメーバブログ | × | × | × | × | × |
bloguru | ○ | ○ | × | × | × |
尾道Blog | × | × | × | × | × |
JENS WeBlog | ○ | ○ | × | × | × |
ele-log | ○ | ○ | × | × | × |
2ch Blog | ○ | ○ | × | × | × |
Autopage | ○ | ○ | × | × | × |
じゃくしー | ○ | ○ | × | × | × |
melma blog | × | × | × | × | × |
moblo | × | × | × | × | × |
livedoor Blog | ○ | ○ | × | × | × |
Diarynote | × | × | × | × | × |
If-Modified-Sinceに対応しているのは18/38、If-None-Matchは15/38。結構少ないですね。
まずこれらのフィールドを使うことによる効果について考えてみます。
RSS Feedは、少ないもので5Kバイト、普通は10Kバイトあたり、多いもので100Kバイトに到達します。
ステータスコード200を返すときは全部送られますが、ステータスコード304を返すときはヘッダだけなので200バイト弱のデータで済みます。ということは、データ量が1/25倍~1/500倍になるわけです。
素人考えながら、とても効果が大きい気がします。
なお、If-None-Matchに対応しているサービスは、If-Modified-Sinceにも対応していますので、RSSリーダーがIf-None-Matchに対応する必要はなさそうです。If-Modified-Sinceで十分ですね。
それでもって、Accept-Encodingに対応しているのがココログしかありません。1/38です。
これはびっくりです。
RSSリーダー側の対応も(調べてませんが)弱いと思いますが、まさかこれだけ数あるサービスのうち1つだけとは・・・。何か対応してはまずい理由でもあるんですかね。
ちなみにgzip圧縮された場合、データ量は1/3~1/4になっています。
If-Modified-Sinceほどの効果はないですね。
しかしこれだけサービス側の対応が弱いと、RSSリーダー側もまだgzipに対応する必要は無いのかもしれませんね。鶏が先か卵が先かという話かもしれませんが。
BLOGサービス提供者さんがこの記事を読むことになるのかどうかは分かりませんが、
とりあえず一言。
If-Modified-Sinceだけでも対応しませんか。
特に「gooブログ」や「はてなダイアリー」など大勢のユーザを抱えている所は。
結構な帯域節約になるのではないかと思います。
deflateやcompressに対応したサービスはありませんが、そもそもdeflateやcompressに対応したサイトって見たことありません。Googleもgzipだけです。gzipだけあれば十分ということなんでしょうね。
「ブログ人」と「ブログ通信」は、If-None-Matchに×が付いてますが、実はETagには対応しているのです。でもIf-None-Matchには未対応。何のためのETagなんだろう・・・。
Accept-Encodingに対応しているサイトがほとんど無いため、調査用スクリプトの方を疑って色々調べているときに分かったのですが、GoogleのトップページってAccept-EncodingだけではなくUser-Agentまで見てgzipで圧縮するかどうか決めているみたいですね。User-AgentがTest Applicationのときは圧縮してくれませんでしたが、Firefoxと同じものにしてみたら圧縮してくれました。不思議不思議。
投稿者 MASATO : 2005年02月13日 00:33 | トラックバックあらかじめ作成しておくのは良さそうですね~
問題はどの程度の更新頻度かですね~
更新頻度が少ない場合にはかなりのこうかが期待できそうですね~
ちょっと試しにやってみようかな~
Posted by: 瞳子 : 2005年02月14日 00:40GZIP圧縮はRSSフィード程度に使うと逆にサーバー側のCPUパワー無駄に使いそうです。
ブログはHTMLでファイル吐いちゃった方が楽だとは思いますね。
RSSもファイルとして出しちゃった方が楽なはずです。