「見直しがすすむGPL」という記事がIT Mediaに掲載されています。
GPLの次版の課題やら提案が色々書いてあるのですが、 興味を引いたのは以下のお話です。
オープンソース提唱者のBruce Perensは、特許権侵害訴訟に関する罰則が、単に問題のソフトウェアの使用禁止から、フリーソフトウェアと分類される全てのプログラムの使用禁止へと強化されることを期待しているという。「次期版GPLに、例えば、ある人物が特定のフリーソフトウェアに関する特許権を行使したら、その人間のフリーソフト使用権が消滅するといった、相互防衛条項が盛り込まれることを期待している」(Perens)
それは相互防衛条項ではないぞぉぉ
そりゃ相互破壊条項と言うんだ。
フリーソフトに対して攻撃を行うと(特許権行使)、フリーソフトから反撃を受ける(使用禁止)わけです。両方とも破壊力絶大な攻撃なので、攻撃を禁止するというルールが無くても、双方攻撃できなくなるというわけです。なんか冷戦時代のソ連と米国を彷彿とさせるアイデアですね。なかなか過激です。
過激さはさておき、面白いお話です。私もソフトウェア特許が世の中から無くなって欲しいと願っている一人なので、こうしたライセンスでソフトウェア特許が実質的に無くなってくれたら良いなぁと思います。
この相互破壊条項だけは、GPLに限らず他のライセンスにも広まり、連携して機能するようになって欲しいと思います。企業にとっては使い難いライセンスになるかもしれませんけどね。
初めましてoasis5さん。コメントありがとうございます。
tokixさんのサイトから来た方のコメントは初めてかもしれません。
> GPLってそう言う意味があったんだ~(今初めて知りました/藁)
本記事は、GPLの次のバージョンに対する一意見に対する私の意見を書いたものです。GPLの意味は瞳子さん紹介のサイトの方をご覧下さい。
> ライセンスとかって色々な所から後から言われそうなんですけどどうなんですか?
他者が作ったライブラリを使うときに、Readme.txtなどをよく読んで守るべきことを守っておけば、後から言われることはあまりないと思います。
少なくとも私は後から何か言われたことはありません。
> フリーソフトに攻撃すると攻撃した人はすべてのフリーソフトが使えなくなるですか~
> ソフト作者の意志なんて関係無しに暴走しそうですね~
一応これはソフト作者の意思がないと走り出すことはないはずです。
Heimdallrのライセンスを決めたり、使用禁止指令を出せるのは、Heimdallrの著作権者である私と、(日本であれば)裁判所です。それ以外の人はできないはずです。
Perensさんの真意は分かりませんが、この方の言われる「フリーソフトウェア」がGPL以外のライセンスで提供されるソフトまで指しているのでしたら、少なくともGPLだけではこの話は終わりません。最終的には大勢のフリーソフト開発者がそれに賛同する必要があります。ですので、何かそうなるまでのきっかけとなる条項をGPLの次版に入れて欲しいなぁ、と言いたいんじゃないかなぁと勝手に思ってます。
GPLについては
http://www.atmarkit.co.jp/aig/03linux/gpl.html
このあたり見ればわかるけど
GPLライセンスのコードを使用している場合には
ソースコードの公開が義務づけられていて
フリーじゃないものとのリンクが認められていないので
企業にはとっても使いにくいのです。
だから大騒ぎになるのです。
間違ってたらごめんなさい。
Posted by: 瞳子 : 2005年01月26日 20:42どうも、初めましてtokixさんのhpから飛んで来た者です。
フリーソフトって便利ですよね、確かに僕も特許なくして欲しい一派ですけど僕はプログラムは初心者なんですよ(それが何って感じなんでけど)
どうも僕が思うにオープンソース化とかフリーウェアとかってハッキングとかの材料とかになったりすると思います(固定概念論からなんですけど)
GPLってそう言う意味があったんだ~(今初めて知りました/藁)
僕もいつかはフリーソフト作りたいとか思ってます
ライセンスとかって色々な所から後から言われそうなんですけどどうなんですか?
フリーソフトに攻撃すると攻撃した人はすべてのフリーソフトが使えなくなるですか~
ソフト作者の意志なんて関係無しに暴走しそうですね~
フリーソフトを作ったらGPLに勝手に参加させられちゃうのかな?
コンパイラにGPLライセンスのコードが使われていたりするともうアウトかも・・・
当事者じゃない騒ぎたいだけの過激派が騒ぎ起こしそうでちょっと怖いですね