2004年06月19日

VSSデータベースの分析と修復

環境
VisualSourceSafe 6.0d

うちのソースコードを管理しているVisualSourceSafe(VSS)のデータベースが壊れました。 壊れたといっても、ソースコードを失ったわけではなく、 特定のバージョンを指定してソースコードを取得することができなくなっただけです。

昨日、Heimdallr 1.04のバグを修正して1.04aでもリリースしようかと思い、 1.04とラベルを振ったバージョンを分岐させようとしたら、 バージョンが見つかりません。 と言われてしまいました。

MicrosoftのVSSエラーメッセージ解説を見ても、原因は不明。

[ツール] メニューの [履歴の表示] をクリックし、[ファイルの履歴] ダイアログ ボックスから適切なバージョンを選択してください。

いやだから適切なバージョンを選択しているつもりなんですが・・・。

データベースの修復など色々試みて見ましたが、 結局1.04のソースコードを取得することはできませんでした。

試しに1.03や1.02を取得してみても、なぜかダメ。 何ヶ月も前に付けたラベルが今頃使えないと言われてもねぇ・・・。

バックアップは取ってあるのでいくらでも復元できます。 しかし、そもそもVSSデータベースがいつから壊れていたのか分からないのでどうしようもないです。実のところいつ壊れたか分かったところでどうしようもありません。

VSSを使っている方は、毎日データベースの分析と修復を行い、壊れていないか確認した方が良いです。分析と修復用に以下のようなバッチファイルを用意しておきましょう。

SET PATH=%PATH%;"VSSインストールフォルダ\win32"
SET TARGET=VSSデータベースフォルダ

del %TARGET%\data\backup\*.* /Q
analyze -F -D %TARGET%\data

以下は一例です。

SET PATH=%PATH%;"C:\Program Files\VSS\win32"
SET TARGET=\\hogehoge\vss

del %TARGET%\data\backup\*.* /Q
analyze -F -D %TARGET%\data

分析結果ウィンドウのステータスバーにデータベース解析の進行状況が表示されますが、 100%に到達してもまだ終わっていません。 「分析が完了しました。」と表示されるまで待ちましょう。 100%に到達してから「分析が完了しました。」と表示されるまで10分以上かかることもありますので、コーヒーでも飲みながらのんびりと待つことをお勧めします。

VSSデーターベースは、普通に使っていても結構壊れるものです。 壊れたことがすぐに分かれば直前のバックアップをすぐに復元すれば問題は最小限に抑えられるでしょう。上記のバッチファイルをOSのタスクに登録しておき、できれば毎日、少なくとも毎週実行することをお勧めします。

しかし、これがウン万円もするツールの実力なのか・・・。MicroSoftのばかーーーーーー。

投稿者 MASATO : 2004年06月19日 00:29 | トラックバック
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