今年は64回写真を撮りに出かけて、総撮影枚数は82113でした。
去年が69回と106229枚だったので、だいぶ少なくなってしまいました。
虫がピークのときに仕事が忙しかったので、
土曜日に疲れ果てて外出できなかったことが多かったのがきつかったです。
土曜日が晴れの日はしっかり土曜日に外出できるように体調管理しないとならないですね。
今年撮って公開した写真は、チョウ157枚、ハチ72枚、トンボ32枚、クモ38枚、鳥38枚、その他91枚。
チョウがダントツです。やっぱり虫の中では一番目立つのです。
もうちょいハチを増やしたいのですが、
ハチってあまり目立たないし素早くて撮り難いので結構大変です。
腕を上げねば・・・。
写真が尽きてしまったので、次のカメラの話でもしようと思います。
今のところ私が使っているのはNikonのD7000というカメラですが、
もう撮影枚数がカメラの値段に到達しているので、元が取れたということで次のカメラを検討しています。
と言ってもD7000はAPS-Cカメラとしてはハイエンドクラスなので、あまり候補がありません。
画素数はキープして、使い勝手を維持するために重量増を抑えて、ISO感度自動設定、ユーザセッティングあたりを維持しようとすると、
候補はNikonならD600、Canonに移るならばEOS 5D MarkIIIあたりでしょうか。
どちらもフルサイズです。
重量については、
D600ならば、D7000から+70g
EOS 5D MarkIIIならば、カメラが+170、レンズが105mmMicroVR→100mmMicroISに変わるので-125g、合わせて+45g。
このくらいならば受け入れられそうです。
しかし画素数がD600 約2466万画素、EOS 5D MarkIIIが約2230万画素とフルサイズにしては物足りない感じです。
APS-Cからフルサイズにすると撮影倍率が落ちるので、同じレンズで同じように撮ろうとすると被写体に近づく必要がでてきます。
私の場合は主な被写体は虫なので、近づくと逃げらてしまうこともあるので、
同じ距離から同じように撮りたいと思うのですが、この画素数でAPS-Cのセンササイズにトリミングすると、D7000の画素数を下回ってしまいます。
これはあまり良くないです。
たぶんフルサイズの世界に突入するのでしたら
あんまり細かいこと考えずにまずは使ってみるべきなんでしょうね。
フルサイズの虫撮りはどんな世界なのかは興味があります。
まあでも当分はD7000の後継機種待ちでひよってしまうかも・・・。
サシガメ科 ヨコヅナサシガメ posted by (C)MASATO
ヨコヅナサシガメの裏側。
思っていたよりも鮮やかな赤でした。
良く見る虫でも裏側から見るとたいぶ新鮮です。
黒との縞模様もあったりして結構お洒落なものですね。
ヤチグモ科 クロヤチグモ posted by (C)MASATO
越冬中の黒いクモ。
こんな感じのクモはヤチグモ科とウシオグモ科に何種か居て、同定が結構難しいです。
とりあえず代表種のクロヤチグモにしておきますが、確信はないです。
同定ポイントが載ったクモ図鑑が欲しいところです。
タナグモ科 コクサグモ♀ posted by (C)MASATO
卵を守るコクサグモ。
コクサグモは柵などの人工物にも結構巣を作るので、
11月~12月に柵をチェックして回るとこういう所を見かけることができます。
結構遅くまで残っているクモなので、
この時期の貴重な被写体です。
サシガメ科 ヨコヅナサシガメ posted by (C)MASATO
イラガの繭でお休み中のヨコヅナサシガメ。
カプセルベッドのような良さそうな場所です。
こういう場所で過ごすと越冬成功率が上がったりするのでしょうかね。
サギ科 アオサギ posted by (C)MASATO
餌を探しているアオサギ。
水面に映った姿まで入るように縦位置で撮ってみました。
アオサギってどこにでも居て、大きいので迫力があって、結構綺麗で、あまり動かず、多少近付いても逃げないので
良いモデルですねぇ。
アシナガグモの仲間 posted by (C)MASATO
木の幹にへばりついていたアシナガグモ。
基本的に虫類は狭い場所に潜り込んで越冬する場合が多いようですが、
アシナガグモはこのような開けた場所で越冬しているところを時々見かけます。
雨とか風は大丈夫なんでしょうかねぇ・・・。
ガンカモ科 コブハクチョウ posted by (C)MASATO
カルガモを追い回すコブハクチョウ。
ハクチョウの仲間は割と気が荒いとは聞いたことがありますが、
実際に暴れているところを初めて見ました。
身体があれだけ大きいとカモ相手に無双できるのですね。
ヒメバチの仲間 posted by (C)MASATO
冬も活動していた小さなハチ。
冬でもアブはハエはそこそこ活動しているので、
これもその類かなと思ったのですが、良く見るとハチにしか見えません。
色々調べてみたところ、ヒメバチに似ているような気がするのでヒメバチの仲間ということにしておきます。
ヒメバチ科は、
Wikipediaによると
は1400種が記録されているということで、この科だけでも結構巨大なグループのようです。
というか巨大過ぎて正直同定できる気がしません・・・。
小型のハチは奥が深いですね・・・。
ヤママユガ科 ウスタビガ繭 posted by (C)MASATO
薄緑色をしたウスタビガの空繭。
蛾の繭は大体イケてないのですが、
ウスタビガの繭だけは異様なほど美しいです。
なんでこんな綺麗な繭を作るのでしょうね。
タテハチョウ科 テングチョウ♀ posted by (C)MASATO
貴重な冬のチョウ写真。
お昼過ぎのちょっと暖かくなったときに草むらから飛び出してきました。
落ち葉とは明らかに動きが違うので良く目立ちますね。
残念ながら近づこうとしたら遠くに飛んで行ってしまったので、
鳥用レンズで撮るのが精いっぱいでした。
アトリ科 オオマシコ♀ posted by (C)MASATO
植物園で大勢のカメラマンに囲まれていたオオマシコ。
近畿にやってくるのは珍しいそうで、
案内用の看板まで用意されてました。
こういうのもコンテンツになるのですね。
残念ながら日のあたる所には出てきてくれませんでしたが、
記念に一枚撮っておきました。
テントウムシ科 ナミテントウ posted by (C)MASATO
アジサイの茎で越冬中のナミテントウ。
このアジサイには他にも何匹かナミテントウがいました。
風の当たらない隙間で越冬するものだと思っていましたが、
こういう場所にもいるものなのですね。
シジュウカラ科 シジュウカラ posted by (C)MASATO
ナンキンハゼの実を食べに来たシジュウカラ。
この実はシジュウカラやヤマガラに人気があるので、
木の場所を覚えておいて鳥探しのときに巡回してみています。
下にルリビタキなどが居ることもありますので
枝だけでなく根元も要注意のようです。
トンボ科 アキアカネ♂ posted by (C)MASATO
11月の終わりに飛んでいたアキアカネ。
超有名な赤トンボですが、いまいちなじみがありません。
いつどこで出現するのか良く分からないのです。
図鑑によると、初夏に平野で生まれて、夏は山の上で過ごし、秋は平野に降りてくるとのことで、
結構移動しているので捉えられないのかもしれません。
イチモンジセセリのように
ピーク時に高密度で出現してくれれば分かりやすいのですが、
アキアカネはあまり密集して出現してくれないのですよねぇ・・・。
マツムシ科 アオマツムシ♀ posted by (C)MASATO
手乗りアオマツムシ。
一応これは外来種のようです。
と言っても侵略的外来生物ではなく、
100年くらい昔から日本に居るようです。
こういう種っていつか外来種のラベルが外れたりしないものなんですかね。
ヤガ科 オオタバコガ posted by (C)MASATO
コスモスを食べるオオタバコガの幼虫。
花びらの真ん中を食べるとはなんとも器用な芋虫です。
これ食べ始めはどうやって穴空けたのでしょうね。
シロチョウ科 キタキチョウ posted by (C)MASATO
なんとか止まってくれたキタキチョウ。
この日は何匹が見かけたのですが、
どの個体もずーっとひらひらしていてなかなか撮れなかったのですが、
ようやく葉っぱの上に止まってくれた奴がいたので無事撮ることができました。
このチョウはこのサイトでは単にキチョウと呼んでいたのですが、
最近リファレンスにしている「フィールドガイド 日本のチョウ」は
キタキチョウとなっていたので、これからはキタキチョウと呼ぶことにします。
ちなみにミナミキチョウというのもいるのですが、住んでいるのは南西諸島なので、
本州で見かけるこのチョウは基本的にキタキチョウです。
タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン♂ posted by (C)MASATO
芝生の上で日光浴をしているツマグロヒョウモンのオス。
ツマグロヒョウモンは成虫越冬できませんのでもうじき終了になります。
無事にお相手を見つけることはできたのでしょうか・・・。
タテハチョウ科 ツマグロヒョウモン♀ posted by (C)MASATO
こちらはメス。
何匹が飛んでいて、産卵っぽいことをしている個体もいました。
ツマグロヒョウモンの越冬形態は基本的に幼虫なのですが、
この時期に産んだ卵はこれから孵化できるのでしょうか。
それとも卵で越冬することもあるのですかね。
タテハチョウ科 キタテハ♀ posted by (C)MASATO
芝生の上で日光浴をしているキタテハ。
この写真を撮った日は11月の終わりだったのですが、
芝生はチョウでにぎわっていました。
今月も暖かい日があったら見に行きたいところですが、
なかなか暖かい日が無いですね・・・。
タテハチョウ科 テングチョウ♀ posted by (C)MASATO
日光浴中のテングチョウ。
この種は初夏に生まれ、冬を越して次の初夏まで生きるという長寿なチョウです。
というわけで冬を迎える時期でもまだ道半ば。あと半年頑張りましょう。
トカゲ科 ニホントカゲ posted by (C)MASATO
だいぶボロボロのニホントカゲ。
一応越冬できる種ではあるのですが、
ここまでボロボロですともう冬は越せないような気がします。
お疲れさまでした・・・
スズメバチ科 フタモンアシナガバチ♂ posted by (C)MASATO
女王バチの出待ちをしているオスのフタモンアシナガバチ。
しばらく見ていましたが、一向に女王バチは現れず、オス同士でぶつかりあうばかり・・・。
まあ彼らの大半は交尾できないのでしょうね・・・。辛い世界です。
イナゴ科 ツチイナゴ posted by (C)MASATO
まだまだ元気なツチイナゴ。
イナゴの仲間では珍しく成虫越冬する種なので、また春に会うことができます。
寒い冬を巨体で過ごすのは大変だと思うのですが、
割と良く見る種なので、大変でも成虫越冬のメリットはあるのでしょうね。
シロチョウ科 モンキチョウ♀ posted by (C)MASATO
11月終わりに見かけたモンキチョウ。
春は3月頃から見かけるチョウですが、
秋もこんな時期まで飛んでいるようです。
越冬形態は幼虫のはずなのですが、冬と秋の出現時期が成虫越冬のキチョウと大差ないというなんとも不思議なチョウです。
シジミチョウ科 ヤマトシジミ♀ posted by (C)MASATO
オスかメスか迷ったヤマトシジミ。
ヤマトシジミは、基本的に翅の表側で雌雄の判別ができます。オスは水色で、メスは黒色です。
しかし、寒い時期は青雌と呼ばれる水色が若干混じった雌が出現します。
また、オスも翅が擦り切れてくると水色が失われていきます。
なので、この時期はこの写真の方に水色と黒が混ざってしまっていて、
オスかメスか分かり難い個体にでいます。
まあたぶんこれは青雌だと思いますのでメスということにしておきますが、
チョウはどうやって見分けているのでしょうね。
クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ posted by (C)MASATO
樹の幹でじっとしていたクヌギカメムシ。
体長よりも長い触角が特徴なのですが、
この個体はもう触角が切れていてボロボロです。
この種は卵での越冬になるので、成虫はこの冬でおしまいです。
無事に次世代に命をつなぐことはできたのでしょうか。
カメムシ科 ツヤアオカメムシ posted by (C)MASATO
曇り空の下、手すりを歩いていたツヤアオカメムシ。
光沢の強い綺麗なカメムシです。
光沢が強い虫はフラッシュを焚いて撮ると反射してしまうので難しいですね。
反射を抑える良い方法はないものでしょうか・・・。