テングチョウの世代交代の季節になりました。
テングチョウは一年間生きる蝶でして、この時期に今年の蝶が生まれると共に去年の蝶があの世へ旅立っていくようです。
クマバチが結構良く撮れたので一枚置いておきます。
あと蝶の幼虫も置いておきます。
私が普段フィールドで見かける芋虫は、ほとんど全て蛾の幼虫なので、たまにこうして蝶の幼虫を見かけるとほっとします。
宇治植物公園に虫撮りに行ってきました。
しかしながら残念なことにハズレの場所のようで、あんまり虫はいませんでした。
入場料が500円もするのに入場料350円の大阪市立大学理学部附属植物園に全然及びません。
でもその隣の京都府立山城総合運動公園は結構当たりでしたのでこちらで楽しんできました。
こんなのも居ました。
テレコンTC-17EⅡを二日ほど使った評価結果です。
レンズはAF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)で、
被写体は虫です。写真は全て手持ちで撮りました。
このテレコンの重さは250g。若干重いですが、そもそもレンズの方が790gと重たかったので、250g位の増加は案外気になりませんでした。
シャッターチャンス捉え率とは、撮りたい虫を見つけてたとき、シャッターを押してそれなりな写真を撮ることができる率です。
テレコンを付けると、焦点距離が伸びるので遠くからでもそれなりな写真を撮れるというプラスの要素がありますが、
オートフォーカスが遅くなるため被写体が逃げるケースがあるというマイナスの要素があります。
虫撮りについては、プラスの要素の方が有効に働き、シャッターチャンス捉え率は上がりました。
虫ってこちらが動かなければ結構逃げないものなので、フォーカスを合わせるのが遅くても、遠くから取れたほうが便利でした。
画質は結構不満です。
例えばこのオオシオカラトンボですが、
拡大して見てみます。
テレコンなし
テレコンあり
テレコンありの方が、精細感に欠けているような気がします。
テレコンを光が通過したときに乱れたのか、焦点距離が伸びたからテブレが目立つようになったのか、こうなってしまう理由は分かりません。
分かりませんが、遠くから今まで通りの画質で取れるわけではないようです。
テレコンを使って1000枚ほど撮りましたが、「一眼レフの解像力」で紹介したような精細感溢れる写真も撮れませんでした。 私の腕が悪いかどうかはさておき、今までたまに撮れていたものが撮れなくなった訳です。
結論としては、テレコンを常時つけっ放しにするのはやめることにしました。つまり、レギュラー落ちです。残念な結果です。
一応持ち歩くだけは持ち歩いてチャンスがあったら使ってみることにはしますが。
理由は画質です。シャッターチャンス捉え率が上がった満足度を画質低下の不満度が上回った、ということです。
テレコンTC-17EⅡの評価をするためむろいけ園地に行ってきました。
一番の収穫はゴイシシジミ。ゴイシシジミは、なんと肉食の蝶です。アブラムシの一種を食べるのです。
残念ながら食事シーンを見たことはありませんが。
その特殊な食性のためか、広く生息しているのではなく、局所的に生息しているような気がします。
テレコンを使って2日になりますが、ちょっと画質に不満を感じます。 テレコンを使わないときはたまに取れていた精細感のある写真が、テレコンを付けると撮れなくなりました。うーん困った。
テレコンTC-17EⅡの評価を兼ねて大阪市立大学理学部附属植物園でお散歩。 ここには何度も来ていますが、来るたびに新しい蝶を見かけます。 不思議なスポットです。
上記の写真は全てテレコン付きで撮りました。
虫撮りに関しては、シャッターチャンスを逃し難くなりました。
遠くから撮れるのは便利です。フォーカスが合うまでの時間が若干長いですが、虫というのは近寄りさえしなければ逃げないことが多いので、あまり問題になりませんでした。
鳥撮りは難しくなりました。焦点距離が長くなったのは良いのですが、鳥はひょこひょこ動くので、フォーカスが追いつきませんでした。そもそも焦点距離が105mmで、テレコン付きでも180mmなので、鳥を撮るには足りません。それでも今までは目の前に飛び出してきたときは撮れたのですが、テレコンを付けると撮れなくなりました。
画質についてはもうちょっとあれこれ撮ってから評価します。
今の私の主レンズはAF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)ですが、
虫、特に蝶を撮るには105mmでは少々足りないようで、たびたびシャッターチャンスを逃していました。
そこで、TC-17EⅡというNikonのテレコンバーターを買いました。
一眼レフのテレコンってレンズとボディの間に付けるんですね。
105mmがテレコンにより1.7倍になりましたので、これで178mmです。35mm換算267mm。
今まで使っていたコンパクト機DMC-FZ7の432mmには及びませんが、だいぶ伸びました。
シャッターチャンスが捉えやすくなることを期待しています。
レンズの公式説明ページには、
テレコン使用時にはAF撮影不可とありますが、できました。ちゃんとAFでピントが合いました。但し、遅くなりました。
室内でなんどかオートフォーカスでピントを合わせてみたところ、
特に奥方向にフォーカスを移動するのが苦手らしく、2-3秒かかることもありました。手前方向は速く、1秒未満でした。
フィールドでの使用感はそのうち見てみます。
「Nikon D40x vs DMC-FZ7 ~被写界深度~」の続き。
実用になるISO感度については、D40xの圧勝。
DMC-FZ7では、実用ISO感度はISO100位でした。ISO200あたりからノイズが多くなり、ISO400になるとちょっと人には見せられないノイズ量になっていました。
しかし、D40xでは、ISO800でも実用になります。D40xのISO800は、DMC-FZ7のISO200よりもずっと綺麗です。
実用ISO感度が高いと、日陰の虫撮りがとてもやりやすくなります。 被写界深度を深めるため、DMC-FZ7より絞っても、それでもなお余裕があります。 DMC-FZ7はシャッタースピードが1/15秒位になってしまうところ、D40xではF8でも1/60秒でいけます。 絞りを開けば、もっと速いです。日陰の虫撮りの可能性を感じさせてくれます。
また、D40xはISO感度の自動設定をカスタマイズできるので便利です。DMC-FZ7ではカメラまかせでしたが、D40xでは、ISO感度を上げ始めるシャッタースピードである低速限界と、ISO感度の上限である上限感度を設定できます。
例えばISO感度をISO100、低速限界を1/60秒、上限感度をISO800としておくと、シャッタースピード1/60秒まではISO100で撮り、1/60秒より遅くなるときはISO感度を最大800まで上げて、それでもだめならばさらにシャッタースピード遅くする、というような動作になります。
普段の被写体に合わせて設定しておくと、大体意図通りのシャッタースピードとISO感度になり、大変便利です。
Nikon D40x + AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8Gの解像力を紹介します。
元画像は以下の通り。撮影距離は50cm~1mだったと思います。
ナミハンミョウの脚の付け根を拡大してみます。
胴体と脚の白い毛がくっきり見えます。ちょっと頑張れば数まで数えられるでしょう。
カワトンボの脚を拡大してみます。
脚に黒い毛がびっしりと生えています。数まで分かります。
こんな感じで、ちょっと離れたところから撮っても、小さな虫の毛の本数まで分かる位の解像力を持っています。
今まで私が使用していたコンパクト機(Panasonic DMC-FZ7)では、こんなことはとてもできませんでした。ちょっと衝撃的でした。
本日はサトキマダラヒカゲの群れに出会いました。 サトキマダラヒカゲは、ヤマキマダラヒカゲとの区別が難しく、いつも悩みまくりです。 胴体近くの3つの斑点の位置で大体は区別できるのですが、模様にも若干個体差があり、ヤマキマダラヒカゲに似たサトキマダラヒカゲらしきもの・・・なんていうのもいたりしてもう勘弁して欲しいです。
このサトキマダラヒカゲの群れの中でぼーっと立っていると、結構腕や足にとまります。人懐こい蝶のようです。 たぶん、汗の匂いがなにかに惹かれているだけかとは思いますが。
しかし、人懐こいわりには、翅の表側を見せないシャイな蝶です。とまるときは翅をぴったり閉じてとまります。徹底しています。例外を見たことはありません。 おかげで表側を撮る為には飛んでいるところを狙うしかありません。ですがこれが難しい・・・。
翅の表側はヒョウモンチョウに似た綺麗な模様なんですけどね。もっと見せて欲しいなぁ。
サトキマダラヒカゲの近くでコチャバネセセリも見かけました。
この季節の大型の蜂は、大体女王蜂。大きめで迫力があるのですが、
基本的に穏やかなので、近づいても安全のようです。ひっぱたいたりしたらどうなるか分かりませんが。
春は、蜂撮りに最適な季節なのかもしれませんね。
それにしてもアシナガバチはスマートで格好良いですね。 ゴツいスズメバチとは一味違った魅力を感じます。