ずっと前にテレコンバーターTC-17EIIを買ったのですが、
画質とフォーカス速度にあまり満足できなかったので、どうしても近寄れない虫を撮るときだけに使っていました。
つまり射程距離を延長するため使っていたのですが、このテレコンのもう一つの使い方も試してみようと思いったってちょっと試してみました。
このテレコンは、最短撮影距離が変わらないので、最大撮影倍率を上げられるのです。
私が使っているレンズの最大撮影倍率が1倍なので、このテレコンにより1.7倍撮影ができるということです。
被写界深度はとても浅くなりますが、そこはたくさん絞ってカバーします。 たくさん絞ると暗くなってシャッタースピードが落ちますが、そこはスピードライトSB-800の光量でカバーし、 手持ち撮影できる位のシャッタースピードで撮りました。
ワーキングディスタンスは15cmでした。 警戒中の虫はまず撮れませんが、寝ぼけている虫であれば問題ない距離です。
トンボ科 アキアカネ posted by (C)MASATO
トンボってふさふさなものなんですね。
等倍表示すると複眼もちゃんと見えます。
トンボ科 アキアカネ posted by (C)MASATO
これは凄い世界に来てしまったかも・・・。
セセリチョウ科 イチモンジセセリ posted by (C)MASATO
顔の所々に青い毛が生えているようです。特に目の手前にたくさんあります。
こんなことまで分かってしまいます。
カマキリ科 ハラビロカマキリ posted by (C)MASATO
肉食昆虫であるだけに迫力満点。
複雑な口の構造が見て取れます。イチモンジセセリのシンプルな口とは大違いです。
カメムシ科 クサギカメムシ posted by (C)MASATO
カメムシの肌はデコボコでした。デコボコの方が頑丈なんでしょうか。
使ったな機材
機器設定は、試行錯誤した結果、以下の設定に落ち着いています。
SB-800ではなく、内蔵フラッシュでもそこそこ行けます。 ただし、光量が足りないため、ISO感度が2倍~4倍になり多少ノイジーになります。
正直、手持ちマクロ撮影でここまでのものが撮れるとは思いませんでした。感動しました。
虫はでこぼこで毛だらけだというのが良く分かりました。
身近な虫でも意外な写真が撮れますので、どこでも楽しめそうです。