夕暮れ時や林の中でも綺麗に虫を撮りたいと思ったので、外付けのストロボを買いました。
Nikon純正の中でも一番パワーがありそうなSB-800というのストロボ(Nikonはスピードライトと呼んでます)です。
高機能ストロボのようですが、高機能過ぎてどう活用したら良いのかいまいち分からないので、
とりあえずバウンスアダプターをディフューザー代わりに取り付けて、デフォルト設定のまましばらく使ってみました。
カメラはD40xです。
これだけでも内蔵フラッシュよりもだいぶ良いことが分かりましたので、感想を書いてみます。
内蔵フラッシュからSB-800に移行してすぐに分かったのが連写速度でした。
連写速度は明るさにも依りますが、私が普段フラッシュを使うくらいの明るさで
内蔵フラッシュを使うと、2秒に1枚撮るのがやっとです。その上、連写が効かなくなるので、
シャッターボタンを適当な間隔で押す必要があります。
これに対し、SB-800だと、0.5秒位で1枚撮れます。4倍です。連写も効きます(電池はeneloop×4)。
フラッシュを使わないときとそんな差はありません。
虫はちょこまか動きますので、この速さで連写できると大変助かります。
私の主力レンズであるAF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G(IF)にフードを付けたままで
50cm位先の虫を撮っても、フードの影が映りません。素晴らしい。
内蔵フラッシュはすぐにフードの影が映ってしまうので、フラッシュを使うときはフードを取らなくてはならず、結構面倒でした。
フードを取っているうちに虫に逃げられてしまうこともあったので、フード付けっぱなしで取れるのは大変便利です。
電池を含めると450g前後になっていると思いますが、結構重いです。
D40xと105Microの組み合わせにこのストロボを付けると、1.8kg位になるので、片手で保持するのが辛いです。
ちょっと筋トレする必要があるようですね。やれやれ…
基本的に虫に1m以内に近づいて撮っているので、内蔵フラッシュとあまり変わりません。
5m位離れたものを撮る時は違いが出るのでしょうが、105Microで遠くの虫を撮っている時点で失敗写真なので、
光量についてはあまり有り難味を感じません。
フラッシュ無しの場合とあまり変わらない連写性能と、レンズフードを付けたまま撮れることはとてもありがたいストロボです。 結構重いのですが、それでも林の中を歩くときは付けっぱなしにしたくなります。