クマゼミの羽化
夜遅くに道路をうろついている蝉の終齢幼虫を見つけましたので、
車からの保護ついでに拉致して羽化を観察してみました。
クマゼミ羽化
セミ科 クマゼミ

最初に網戸に自分の身体を固定しました。これを0分とします。
最初は、1時間位かけて上半身を安定させます。

24分後。背中が割れました。

31分後。割れた背中からゆっくりと成虫が出てきました。

38分後。翅まで出てきました。

57分後。結構長い間この姿勢でした。
上半身が安定したら、下半身を引き抜きます。これは一瞬です。1分もかかりません。

63分後。上半身を起こして・・・

抜け殻を掴んで踏ん張って

下半身を抜きました。
後は、20分位かけて翅を伸ばします。

66分後。最初は短かった翅が・・・

82分後。綺麗に伸びました。透き通るような色です。
ここから先は長い時間をかけて翅を乾かすようですが、
残念ながら自分が休む時間になりましたのでこの晩はここまでです。
そして朝。

7時間23分後。ご本尊は既に飛んでいってしまったようです。
出発は見送れませんでした。ちょっと残念。
セミの羽化は、案外見やすい時間帯に行われます。
今回のセミは24時過ぎに羽化していましたが、早いものだと19時位から始まるらしいです。
2時間位で大体終わりますので、セミファンの方は仕事帰りにちょっと観察してみるのも良いかもしれませんね。
投稿者 MASATO : 2007年07月27日 23:34
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