「Nikon D40x vs DMC-FZ7 ~被写界深度~」の続き。
実用になるISO感度については、D40xの圧勝。
DMC-FZ7では、実用ISO感度はISO100位でした。ISO200あたりからノイズが多くなり、ISO400になるとちょっと人には見せられないノイズ量になっていました。
しかし、D40xでは、ISO800でも実用になります。D40xのISO800は、DMC-FZ7のISO200よりもずっと綺麗です。
実用ISO感度が高いと、日陰の虫撮りがとてもやりやすくなります。 被写界深度を深めるため、DMC-FZ7より絞っても、それでもなお余裕があります。 DMC-FZ7はシャッタースピードが1/15秒位になってしまうところ、D40xではF8でも1/60秒でいけます。 絞りを開けば、もっと速いです。日陰の虫撮りの可能性を感じさせてくれます。
また、D40xはISO感度の自動設定をカスタマイズできるので便利です。DMC-FZ7ではカメラまかせでしたが、D40xでは、ISO感度を上げ始めるシャッタースピードである低速限界と、ISO感度の上限である上限感度を設定できます。
例えばISO感度をISO100、低速限界を1/60秒、上限感度をISO800としておくと、シャッタースピード1/60秒まではISO100で撮り、1/60秒より遅くなるときはISO感度を最大800まで上げて、それでもだめならばさらにシャッタースピード遅くする、というような動作になります。
普段の被写体に合わせて設定しておくと、大体意図通りのシャッタースピードとISO感度になり、大変便利です。
「Nikon D40x vs DMC-FZ7 ~フォーカス速度~」へ続く。